NMOSDは主に視神経と脊髄に影響を与えます。 NMOSDの最も一般的な症状は、 視神経炎と横断性脊髄炎です。
NMOSD患者さんの約4分の3(73%)が抗AQP4抗体を有しています9。 抗AQP4抗体陽性のNMOSD患者さんでは、自己免疫系が自身を攻撃し、眼、脳 および脊髄の特定の細胞上に存在する神経細胞の生存に不可欠なタンパク質である AQP4に対し、自己抗体を産生します。この抗AQP4抗体が、中枢 神経系の主要な水チャネルであり、アストロサイトの足突起に密に発現するAQP4に結合することにより、補体経路が活性化され、主に脊髄や視神経で脱髄や神経細胞死をもたらし ます1, 10-11。
NMOSDの症状 3-7
- 目の痛みや失明を含む視覚障害
- 重度の脱力感と運動障害
- 麻痺
- 感覚および運動障害
- 呼吸機能障害
- 排泄障害