

会社概要
1992年に設立されたグローバルなバイオ製薬企業である米国アレクシオン・ファーマシューティカルズは、30年以上にわたり希少疾患のリーダーとして、現在、世界中の希少疾患の患者さんとご家族へ治療薬を提供しており、今後も患者さんの生活を大きく改善できるような治療薬を発見、開発、販売していきたいと考えております。
アレクシオンファーマ合同会社は、米国アレクシオン・ファーマシューティカルズの日本法人として2008年9月に東京オフィスが開設されました。2021年に米国アレクシオン・ファーマシューティカルズがアストラゼネカの希少疾患部門、アレクシオン・アストラゼネカ・レア・ディジーズ(本部:米国マサチューセッツ州ボストン)となったのに伴い、日本法人はアレクシオンファーマ合同会社として、また、アストラゼネカグループの一員として、アストラゼネカ株式会社と協力・協働しながら、従来より掲げているパーパス、「すべての希少疾患をもつ人々に人生を変える治療法と希望を届ける」のもと、挑戦を続けています。
社長挨拶

希少疾患とは患者数が極めて少ない病気のことで、日本においては、患者数5万人未満の疾患が希少疾患と定義されています。世界には10,000 種以上の希少疾患がありますが、承認された治療薬のある疾患は10%未満となります。世界の約4億人もの患者さんが治療薬を待ち続けており、患者さんのうち50%は小児患者さんと考えられています。また、発症から確定診断までに約5 年、またはそれ以上を要することも少なくないといわれています。アレクシオンはいち早く、海外で既に承認されている薬が日本で承認を得るまでに長い時間を要する「ドラッグラグ」や、日本で開発すら着手できない「ドラッグロス」の改善に取り組んでまいりました。そしてさらに、発症から診断まで長期間を要する「診断ラグ」などの重要課題を一日も早く解決し、「ヘルス・エクイティ(医療の公平性)」がより一層向上していくよう、さまざまな活動を推進しています。
アレクシオンは創立以来、補体領域のパイオニアかつリーダーとして、補体に関連する疾患の治療薬の開発に取り組んでまいりました。2010年に発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の治療薬が本邦初の承認を取得して以来、イノベーティブな医薬品の開発に注力し、血液、腎臓、神経系、代謝・内分泌系の希少疾患の治療薬を上市してまいりました。今後も新しい治療薬をお届けし、また同時に、治療に伴うさまざまな負担を軽減するよう治療薬の選択肢を広げるなど、治療法における患者さんのアンメットニーズを解決することに、補体及び補体を超える領域の両輪において取り組み続けてまいります。また、AIなどのデジタル技術を活用した新しいプラットフォームによる早期診断のためのソリューションの提案や、患・産官学との連携にも積極的に取り組み、希少疾患における「ヘルス・エクイティ(医療の公平性)」が進むよう、患者さんを取り巻く課題解決に寄与する啓発活動も長期的視野に立って実施してまいります。
私たちは社員全員が、希少疾患の真のリーダーを目指し、「ペイシェント・セントリシティ(患者中心主義)」の考えのもと、希少疾患コミュニティのより良い未来に貢献できるよう努めてまいります。
社長 濱村 美砂子