会社概要

アレクシオンは、生命を脅かす重篤で効果的な治療選択肢がほとんどない希少疾患を抱える患者さんに革新的な治療薬を提供することを使命とした会社です。

アレクシオンは日本の患者さんの力になれるように日本でも事業を展開しています。患者さんに対する私達の取り組みの推進力となるのは、超希少疾患を抱える患者さんとそのご家族のニーズを理解し、そのニーズを満たそうという鍛錬と熱意です。たとえば、疾患教育プログラムでは医師への啓発を進め、超希少疾患にありがちな、安全で有効な治療薬があるにもかかわらず診断が数年遅れてしまうという状況がなくなるよう活動しています。疾患の知識や認知度を高めることによって、生命を脅かす重篤な疾患の診断と治療が向上し、ひいては患者さんの転帰を向上させられるようにアレクシオンは医学界を支援しています。


社長挨拶

アレクシオンファーマ合同会社は、グローバルなバイオ製薬企業である米国アレクシオン・ファーマシューティカルズの日本法人として2008年9月に東京オフィスが開設されました。2021年から米国アレクシオン・ファーマシューティカルズは、アストラゼネカの希少疾患部門アレクシオン・アストラゼネカ・レア・ディジーズとなりました。日本法人は、アレクシオンファーマ合同会社として、アストラゼネカ株式会社と協力・協働しながら、従来より掲げているパーパス「すべての希少疾患をもつ人々に人生を変える治療法と希望を届ける」のもと、挑戦を続けています。

世界には10,000 種以上の希少疾患があり、承認された治療薬のある疾患はこれらの10%に満たず、世界の約4億人もの患者さんが、治療薬を待ち続けていらっしゃいます。また、発症から確定診断までに約5 年、またはそれ以上要することも少なくないといわれています。承認された治療薬がない、発症から診断まで長期間を要する「診断ラグ」といったこれらの重要課題を一日も早く解決し、「医療の公平性(Health Equity)」がさらに向上していくよう、私たちは様々な活動を推進しています。

アレクシオンは創立以来30年以上にわたり、補体領域のリーダーとして、補体に関連する疾患の治療薬の開発に取り組んでまいりました。2010年に発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の治療薬が本邦初の承認を取得して以来、補体および補体を超える領域でのイノベーションにより、血液、腎臓、神経系、代謝・内分泌系の希少疾患の治療薬を開発・上市してまいりました。承認された治療薬がない疾患をもつ人々に新たな治療薬をお届けし、同時に、治療に伴う様々な負担を軽減するよう治療薬の選択肢を広げるなど、治療法における患者さんのアンメットニーズを解決することに、これまでもこれからも取り組み続けてまいります。また、デジタルなどのプラットフォームを活用した早期診断に向けたソリューションや、医療従事者、アカデミア、NPO、行政と連携しながら、希少疾患における「医療の公平性(Health Equity)」が進むよう、患者さんを取り巻く課題解決に寄与する啓発活動も長期的視野に立って実施してまいります。

私たちは社員全員が、希少疾患の真のリーダーを目指し、希少疾患をもつ方々お一人おひとりが困難を乗り越え、笑顔で生活を送ることができるように、日々たゆまぬ努力を重ね、いまだ満たされていない患者さんのニーズに貢献できるよう努めてまいります。

社長 笠茂 公弘