会社概要

アレクシオンは、生命を脅かす重篤で効果的な治療選択肢がほとんどない希少疾患を抱える患者さんに革新的な治療薬を提供することを使命とした会社です。

アレクシオンは日本の患者さんの力になれるように日本でも事業を展開しています。患者さんに対する私達の取り組みの推進力となるのは、超希少疾患を抱える患者さんとそのご家族のニーズを理解し、そのニーズを満たそうという鍛錬と熱意です。たとえば、疾患教育プログラムでは医師への啓発を進め、超希少疾患にありがちな、安全で有効な治療薬があるにもかかわらず診断が数年遅れてしまうという状況がなくなるよう活動しています。疾患の知識や認知度を高めることによって、生命を脅かす重篤な疾患の診断と治療が向上し、ひいては患者さんの転帰を向上させられるようにアレクシオンは医学界を支援しています。


社長挨拶

アレクシオンファーマ合同会社は、グローバルなバイオ製薬企業である米国アレクシオン・ファーマシューティカズの日本法人として2008年9月に設立されました。以来、「人生を変えるような革新的な治療法で、希少疾患の患者さんとそのご家族に希望をお届けする」という私たちのミッションを実現するために挑戦を続けてまいりました。

アレクシオンは創立以来20年以上にわたり、補体領域のリーダーとして補体に関連する疾患の治療薬の開発に取り組んでまいりました。アレクシオンの最初の製品は、終末補体阻害剤として世界で初めてかつ唯一承認された治療薬であるソリリス®(エクリズマブ)です。ソリリス®は日本においても、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の治療薬、そして非典型溶血性尿毒症症候群の治療薬として承認されています。これらの疾患はいずれも、制御不能な補体活性化を原因とする、生命を脅かす深刻な超希少疾患です。

さらにソリリス®に関しては、2017年に全身型重症筋無力症の治療薬としても承認されました。神経疾患領域では現在、視神経脊髄炎スペクトラムに対する開発も進めています。

また、2019年6月に、これまでのソリリス®の実績を基に創製された、初めての長時間作用型の終末補体阻害剤であるユルトミリス®(ラブリズマブ)がPNHの治療薬として承認され、同年9月に発売いたしました。

もう一つの主要領域である代謝性疾患領域におきましては、2015年に低ホスファターゼ症(HPP)の治療薬としてストレンジック®(アスホターゼ アルファ)を、2016年にはライソゾーム酸性リパーゼ欠損症(LAL-D)の治療薬としてカヌマ®(セベリパーゼ アルファ)を発売いたしました。ストレンジック®、カヌマ®は、それぞれHPPとLAL-Dに対する酵素補充療法であり、これらの疾患に対する初めての治療薬です。

私たちは社員全員が、「患者さんのためにつくす」「誠実に行動する」「仲間を力づける」「革新的なソリューションを生み出す」という4つのカルチャー・バリューを基軸として、希少疾患の患者さんお一人おひとりが困難を乗り越え、答えを見つけ、笑顔で生活を送ることができるように、一日一日たゆまぬ努力を重ね、いまだ満たされていないペイシェント(患者さんの)ニーズにこたえられるように取り組んでまいります。

社長   笠茂 公弘